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気に掛かりながら買えないでいた甘酢漬け用の杏を、きのうやっと隣町の産直市場で買って来ました。
夕方、お父さんと帰ってきた孫クンが、めざとく見つけ、
「これなあに?」
「漬ける用の杏よ」
無言でじっと見つめる孫クン。
甘い婆は、
「食べていいよ、1個だけね」
渡された大きめの杏1個を握って、にこにこ走って行きました。
その10分くらいあと、走ってやって来ました。
杏の種を握っていて、
「これうめる」というのです。
ああ、種を土に植えたいのねと気づきましたが、
お通夜に出かけるところで、もう式服を着ています。
今出かけるから明日ね、と言っても、きいてくれません。
甘い婆は、
じゃ急いで植えようねと、ふたりで畑へ。
黒の式服姿で、ダリアの隣に、杏の種を植えました。
ここ数日、婆はほんとに甘いのです。
かなしいことがありました。

実は、お通夜は友人のお孫さん8才の子のお通夜。
長い闘病の末、天国に召されました。
虫取りが好きで、なにか虫をとると走って見せに来てくれましたっけ。
そうしてとった虫は、必ず逃がしてあげる、やさしい子でした。
最後に、頭をなでてあげた感触が手に残っています。
「神様のなさることにはすべて意味がある」と聞いたことがありますが、
こんな小さな子に、こんなむごいことに、一体何の意味があるのだと、思うのです。
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   りんさんへ

杏の甘酢漬け  ジュースにして飲むのでしょうか?
こちらでは 梅 すももは見かけますが 杏はみかけません

お友達のお孫さん  残念でしたね
 可愛いお孫さんを無くした お友達の心情を思うと
 切ないですね
 御冥福をお祈り致します。

和歌子さんへ

おはようございます。
杏の甘酢漬けは、甘い梅干しのようなものです。
この地方に昔からありますが、実はわたしは東京出身の友人からその作り方を教えてもらいました。

ありがとうございます。
お通夜の会場は子供たちも含め、立錐の余地もない混み様でした。
だれもが理不尽な運命に涙していました。
小さな子の死は本当につらいですね。
プロフィール

柚木りん

Author:柚木りん
北国の林の中で、数十年暮らしてきました。
髪も白くなった今、これから向かう道すじを模索しているところ。
エッセイと写真で暮らしを綴ります。

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