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雑木林の風

林に囲まれた穏やかな暮らしの中、季節の風景を切り取って、エッセイや写真でつづっています。

ぶさいくお供え

きのう、餅つきをしました。
いえ、臼と杵とではありませぬ。
電動餅つき機で。
産直売場で買っておいたもち米2升。
前夜に水につけておくのを忘れ、朝慌てて…
最低6時間つけなければならないが、その最低時間でゴー。
機械にいれると早いです。蒸すのに30分、搗くのに12分。
でもね、ここからが問題。
のし台の上に搗きあがったもちを移して、あちちあちちと言いながら…
まずお供えを作ります。
丸くちぎる…熱くてうまくいかん…丸める…手にくっついてうまくいかん。
悪戦苦闘、どうやら3組のお供えができて…かなり不細工ですが…ほっ。
それからのしもち。
のし棒でのす。うまく伸びない。包丁で切る…台にくっつくしさ…。
はあっとため息。
だれか上手なおばあさんに教えてもらいたい。
おばあさんて、じょうずなんだよねこういうの…て。
あたしゃ、そのおばあさんなんだけどさ。
何年も何年もやっているのに、ちっとも上達しない。
不器用という病気は死ぬまで直らないのです。

今日、お寺さんに年末のご挨拶に伺いました。
いつもお供えと1年間の斎米料を持参します。
3組のお供えのうち一番ましなのを選びましたが、やはり不細工。
例年「わたしが作ったもので、ぶさいくで…」と言い訳しながら差し出しますと、
お寺の奥さまは「手作りがいちばんですよ」となぐさめて下さいます。
今日はご住職様が応対に出られました。
お供えの包みを広げぬままに差し出し、そそくさとおいとまをいたしました。

こうして今年も歳の暮れ…。
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